あなたは筋トレの常識を身に着けているか?『筋トレ以前の筋トレの常識』

失恋のショックから立ち直るためにはじめ、いつの間にか筋トレを4、5年続けている。

当初の目的は果たし、傷は癒え心身は健康を取り戻した。

それからも、いいからだにはなりたいと思いながら、なんとなく続けていた。

先日、Amazonで偶然『筋トレ以前の筋肉の常識』という本を見かけた。

そして、ふと冷静になり、いつの日からか、たいして筋肉のついていない自分に気付く。

筋トレをはじめてから、初対面の人には「なにかやってるんですか?」と訪ねられるくらい。まあ、パッと見で鍛えていることがわかる程度には筋肉もついた。

からだつきも、何もしていない人よりは明らかにしっかりしている。けれど、その程度で、ぼくの感覚では、まだまだマッチョとは呼べない。

プロテインは継続的に飲んでいたし、ジムに通って筋トレも続けていた。長い間、時間と金を投入してきたけれど、いつからか、それは現状維持にしかなっていなかったのだ。

そのことに気づき、更にからだを強化し、納得のいくからだをつくりあげるために、今まで独学でやってきていた筋トレを見直そうと思いたち、本書を買って一気に読んだ。

その感想を簡潔に言うと、筋トレを始める時にこれを読んでいたのなら、たぶん、ぼくは今頃は納得のいくからだを手に入れていただろう。

ぼくは、筋トレの常識を身につけていなかったのだ。そう思い知らされた。

最近トレーニングをはじめた友人たちに、この本を勧めたい。

これを読んでトレーニングをするのと、読まずにトレーニングをするのとでは、一年後、とても大きな違いが結果に現れるだろう。

筋トレが習慣になっている人でも、誰かに筋トレの理論を習ったのでないのなら、この本を読むことをオススメする。

必ず為になる知識が手に入るだろう。

重要な筋トレの常識をメモしておくことにする。

オーバーロードしているか?

筋肉は外界へ適応するために発達する。

50kg上げたら、50kgが上げられるからだに変わっていく。与えられた負荷に応えられるようにからだは変わっていく。

筋トレは、この仕組みを人為的に起こすことだから、今上げられる無理のない負荷しか与えなかったら、今よりも筋肉が発達することはない。

オーバーロードとは、今の筋肉の能力よりも少しだけ厳しい環境を与えること。常にオーバーロードするように、挑戦することを忘れてはならない。

それを忘れたら、極端に言えばトレーニングが無駄になってしまう。

オーバーカロリーしているか?

必要カロリーよりも摂取カロリーが多い状態でないと、筋肉は増えない。

カロリーが不足している飢餓の状態で、消費カロリーが大きい筋肉を増やすのは生物的に不合理。

痩せながら筋肉を増やすのは不可能ではないけれど難しい。

からだを大きくする時は、オーバーカロリーで筋肉をつけ(増量期)、痩せる時はアンダーカロリーで脂肪を落とす(減量期)。

トレーニングノートをつけているか?

筋トレは常にオーバーロードしていくことが重要ということは先に書いた。

ただ、自分の筋肉の限界をトレーニング種目ごとにすべて覚えておくのは難しい。

実際、ぼくは毎回なんとなくシンドイくらいの重さで適当にトレーニングしていた。

人間の記憶力は結構当てにならない。

しっかりとどのくらいの重量で1セットに何回上げることができたのかを記録し、次回はそれを超えられるようにトレーニングする。

まるでゲームのセーブのようだ。

これらのことを意識して、明日からまたトレーニングをがんばろう。

みんなもよいトレーニングライフを。

それではまた!

今日も前進は続いていく。

ミギマワル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です