【書評】インターネットをめぐる社会問題について学ぶ「情報戦争を生き抜く」

こんにちは

ミギマワルです(@migimawaru

「情報戦争を生き抜く」を読みました。

この本の著者はジャーナリストの津田大介さん。肩書きがとても多 い方だが、近年はテクノロジーがどのように社会を変えるかについて取材をされているとのこと。

 

総論

世界で起こっているインターネット、主にSNSをめぐる社会問題について一気に学べる。

本書ではSNSによる印象操作、政治への影響が中心に語られているが、触れる情報によって人間の印象が操作されてしまうということについてはとても興味深かった。

インターネットの在り方、自分たちはこれから情報とどのように付き合っていけばいいのか考えさせられる。

 

インターネットという国境のない空間を通じて行われる他国への干渉

SNSではシェアされてきた内容を確認する人の割合は41%。残りの59%は記事の見出しだけで内容を推測してシェアしている。

フェイクニュースを流すことで、事実を確認されることなくそれは拡散される。そして、事実よりも扇情的なウワサ(フェイクニュース)によって民衆の印象が影響されてしまう。

主にロシアによる印象操作が実際に行われているらしい。まるで映画のようだが、実際にこうした「情報戦争」は日夜行われていて、そういったこともアメリカのドナルド・トランプ大統領の誕生の背景にはあった。

他所の国の印象操作によって、自分の国の方針が影響されている。

それは、もっと卑近な例では、ぼくたちが普段何気なくTwitterなどを利用している時も、有名インフルエンサーの発言などに無意識に影響されて行動や考えを変化させられているかもしれないということだ。インフルエンサーマーケティングなどは結局、印象操作によって目にした人の感情を煽り、商材の購買に繋げているのだろう。

自分の行動は選ばされるのではなく、しっかりと自分で判断していきたいところだ。

 

SNSやインターネットによる価値観の偏向

本書の中では、SNSや検索エンジンによって情報の偏りを引き起こす現象についても解説されていた。

エコーチャンバー

閉じたコミュニティで価値観の近い人々とコニュニケーションを繰り返すことで特定の意見や思想が増幅されて影響力を持つこと。

 

フィルターバブル

検索エンジンやSNSで自分が見たい情報しか見えなくなる現象。

新聞の場合には興味のある内容も無い内容も等しく目に入っていたが、インターネットでは、自分の閲覧履歴などから興味のありそうな情報がオススメされたりする。

特定の方向に偏った情報だけが供給される状況が発生しやすい。

 

こうした現象が日常になり、知らず知らずのうちにぼくたちの価値観は偏ったものになっていっているのかもしれない。少なくともそうしたことを意識して相反する意見も取り入れてバランスを取っていくべきだろう。

 

タイトルで気になって手にとった普段読まないタイプの本だったが面白かった。

こうした知識を入れて見れば、普段目にしているニュースにも新しい側面が見えるようになるのかもしれない。

 

それでは、また!

ミギマワル(@migimawaru

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