禁欲主義者たちへの手紙
来るべき「禁欲主義者たちの時代」に向けて
社会の成熟とともに人の志向は変わる。
それを例えるのなら、飲み物の変化がわかりやすいだろうか。
発展途上国では、コカ・コーラのような有名ブランドが参入しておらず、まだ手に入らない。そのため、それを模した、いわば偽物が市場に出回る。
次の段階として、有名ブランドの商品が市場に流通し、人気を得る。
そして、みんながひとしきりの消費に飽きた後、どこに行き着くのかというと、それは健康志向だ。お茶や水、健康飲料の需要が高まる。
今の日本は、まさにこの段階にある。コンビニに行けばわかるが飲料のコーナーはお茶や水、コーヒーなどの商品が数多く取り揃えられ、以前よりもジュースの棚は縮小されている。
ジュースに限らず、人々の志向は今、まさに転換点を迎えている。
様々な要素が複雑に影響しあって、時代というのは作られる。
それは例えば、価値観の多様化かもしれないし、若者の貧しさかもしれないし、情報が幅広い層に行き渡り始めたことで価値観のパラダイムシフトが起こり始めているのかもしれない。
いずれにしろ、もう、みんな目を覚まし始めている。
今まで「楽しい」と夢中になれていたものが、実際には自分の人生に何も影響しないことに。
「楽しい」も「おいしい」も、ただ自分たちをすり抜けていき、そこには何も残らないことに。
これからは「消費」から「自己改善」へと時代は移り変わっていく。
ぼくらは今、その過渡期に生きている。
「消費の時代」では、お菓子でもポルノでも酒でもラーメンでも欲に任せて貪り食うのが「普通」だった。
それがいまや、高い金を払って必死に身に着けた贅肉を減らすために、人は喜んで金を払う。
その流れは、加速し、より大きくなっていくだろう。
これからやってくる「自己改善の時代」では、欲をいかにコントロールするか、良い習慣を身につけるか、そうした知識を持っていることが大きな強みとなる。
筋トレなりオナ禁なり、あらゆる自己改善は禁欲とセットでなければ成し遂げられないからだ。
次の時代では、誰もが禁欲主義者を目指す。
それに先駆けて、ぼくたち禁欲主義者は、今、多くの人たちの前を走っている。
いまだ、ポルノの有害性を認識せず、食事の大切さを知らず、運動もしない人が多くいる中、僕のブログの読者やフォロワーの方は、いち早く、社会の違和感に気づき、改善のための行動に打って出ている猛者たちだ。
次の時代がやってくる。
ぼくたち「禁欲主義者たちの時代」だ。
この先、より多くの人間が、「自己改善の世界」へ入門してくる。
みんな、それぞれの取り組みがあるだろう。各々の分野で先駆者として胸を張れるよう、今日も励もう。
平成の世も終わろうとしている。
きっと、何かの節目なのだろう。
怠惰で退廃的な「消費の時代」から「自己改善の時代」つまり「禁欲主義者の時代」へ。
時代は変わる。
それでは、また
ミギマワル(@migimawaru)
興味深い論考を読ませて頂きました。
今はいかなる欲望も瞬時に満たせる時代です。
しかし、スマホやSNS、ポルノ依存症の人間に未来はありません。
世の中は金儲けの為にそうした人間を増やしたいだけです。
欲望は無くすものでも、全て満たすものでもなく、コントロールするものだと、
私は思っております。
そんな思想だと人は何を楽しみにして生きていいのかが分からなくはなりませんか。
第一、消費社会が終わり、次に来る時代が禁欲主義的な時代になるみたいにブログ主さんは仰っておいでですが、それこそ今の実際には、マスメディアや他の回答者様が回答しておられているような、スマホ(に付随してくる無駄な宣伝)や、同じく、SNS(に付随してくる無駄な宣伝)等の影響によって、過剰消費に操られて、大切な自分のお金を無意識に正しい事(このブログのテーマだと「禁欲主義」と言う未来の一つの方向性)に自らの考え方を乗っ取られている無知な国民に成り下がってはいないか。と私なんかは思いますが。