こんにちは
ミギマワルです(@migimawaru)
すぐに手に入るものが自分を幸せにすることはない。すぐに手に入るようになった時点で、それが世間の当たり前になる。
現代は誘惑が多いから、すぐに手に入る目先の快楽を選んでしまいがちだが、それでは幸福の水準はずっと変わらない。
では、どうしたらいいのか、それについて考えます。
すぐに手に入るものが自分を幸せにすることはない

ぼくたち人間は、誰もが「よりよくなりたい」と願っている。
だから、人それぞれに様々な願望がある。
ぼくたちが求めて止まないそうした物事は大抵の場合、何らかの行動の結果だ。
サッカー選手になりたい。金持ちになりたい。有名になりたい。そうしたものは、すべて何らかの取り組みの結果としてもたらされるが、継続的な努力が必要なことは結果が出るのにも時間がかかる。多くの人がそれに耐えられない。すぐになんとかしたいと思ってしまう。
だから、即物的な幸福を求めて生活を豊かにしてくれそうなモノを買ってしまう。
しかし、すぐに得ることができるものに価値は無い。それが自分を幸福にするというのは一時のまやかしみたいなものだ。
マッチ売りの少女がマッチを擦って幸福な幻想を見たのと同じように、即物的な幸福は手に入れた瞬間に薄らいで消える。
すぐに手に入れることができるようになったモノや体験は、その時点で自分以外の人間も同じようにすぐに手に入れることができるようになっている。それを持っていることや、できることはすぐに世間の当たり前になるからだ。
だから、苦労せずにすぐに手に入れることのできるものが、ぼくたちを豊かにすることは無い。
高速で動作するコンピュータ、カメラの性能がすこぶる良いスマートフォン、最新トレンドの服、流行りのパンケーキ。そうしたものはすぐにキャッチアップされ、陳腐化する。あっという間に世間のスタンダードに変わる。
手に入れた一時のうちに、その優位性は失われる。
現代で価値を持つのは手に入れるのが困難なものだけだ。
例えば、原始時代火起こしに30分かけていたところへ火打ち石を持ち込めば、それは優位性として機能する。火打ち石を使って高速で火をつけることを利用して見返りを得ることもできるだろう。しかし、それは最初のうちだけだ。
誰がやっても同じ結果になることは必ず遠からず誰もが同じことをできるようになる。
火打ち石の仕組みを理解されたら誰もが同じことをして同じような速度で火が起こせるようになる。
そうすると、それが世間のスタンダードになり、最初に火打ち石を活用した人間の優位性は失われる。能力として評価されることはなくなる。それが当たり前に変わったからだ。
現代では情報伝達の速度が上がり、技術のキャッチアップはより高速で行われる。仕組みがわかれば、道具があれば、すぐに誰もができることは一瞬で当たり前のことになり、能力として評価されなくなる。
ましてモノの優位性など、それが相当に入手困難なほど、希少か高額かの場合以外は、持っていることはすぐに世間の当たり前になってしまう。
価値のあるものは「能力」である

では、どうしたらいいのか?
今も昔もおそらくルールは変わっていない。評価されるのは他の人間と比較した時に相対的に優れている「能力」だ。
そして、それは身につけることが困難なものであればあるほど価値がある。
なぜなら、その困難さが参入障壁となり、身に付けられる人が少ないからだ。
現代では、良いモノも便利なモノも、お金を払えばすぐに手に入れることができる。
そうしたモノを追いかけても数カ月後には陳腐化して同じことができる量産品が出てくる。
ぼくたちが追いかけるべきなのは、参入障壁の向こう側にあるものだ。
参入障壁は、継続的な努力かもしれないし、まとまったお金かもしれない。とにかくなんらかのすぐに手に入れることができないモノ、コトだけが価値を持ちうるということだ。
欲するものを目先の快楽から、蓄積される何かに変える必要がある。
そこでぼくは「能力」に投資することが重要だと考える。
金融資産に投資するという考え方もあるが、株式や為替に投資して運良く高利回りを叩き出しても投資金額が小さければ見返りも小さい。ある程度まとまった金額にならないと投資の効果も出てこない。貯金がある程度の金額に到達するまでは、お金を浪費せずに貯金し、能力を高める暮らしが最善だ。
モノはお金で買うことができるのに対して「能力」はお金で使うことはできても買うことはできない。
絵を買って手に入れることはできても、その絵を書く能力をお金で手に入れることはできないということだ。
現代で幸福を目指すためには、即物的にモノを買っても意味が無い。それはすぐに当たり前のことになり幸福感も消える。
まずはお金を稼げる「能力」を身につける。
取り組むことでしか「能力」を手に入れることはできない

お金を使えばすぐに手に入る幸せがある。
人間は怠惰で欲望に弱い。だから、目の前にある小さな幸せを拾って消費してしまう。
それによってお金も経験も貯まらず、やがて人生に行き詰まる。
本当に価値のあるものは、ある程度まとまった努力か、ある程度まとまったお金によってのみ得られる。
誘惑の多い現代で、時間にしろお金にしろ消費を繰り返したら永久に楽になる日はやってこない。そうした過ごし方をする限り、幸福の水準はずっと今日と変わらない。
だから、ぼくたちがやらなければならないことは、世間のほとんどの人がやらないこと、やれないこと、そして、できたら評価されることに取り組むことだ。
やっていて楽しいことを見つけて「能力」を育てる

だが、他人の評価を求めての努力は息苦しいものになりがちだ。
だから、自分がやっていて楽しいこと、苦にならないことを、他人がスゴイと思うレベルまで高めることが大切だ。
その取り組み自体が楽しくければ、苦労だと感じることはない。
世間で評価される「能力」を身につけることができれば、インターネットを通じて多くの人間にアプローチすることができる。数のレバレッジが効かせられればニッチな「能力」もマネタイズすることができる。
お金がすべてではないが、お金があればより多くのことができるようになる。
自分が何をしたいのか、何が欲しいのかわからないという時にも、それに出会った時に直ちに行動できるようにお金を蓄えることが大切だ。
ぼくは20代の前半、多くの時間とお金を浪費に費やした。その結果、身動きが取れなくなり、様々な可能性や大切なものを失った。
機会は待ってくれない。必要な時に行動を起こせるように日々備えている人だけがチャンスをものにできる。
そのために、日々、自己改善を推し進め、時間の流れを味方につける。時の経過が自分の能力を高めるように自分の行動をデザインする。
消費から自己改善の時代へ。
本当に価値のあるものに時間とお金を投資する。
来年に向け、自戒も込めて。
それでは、また!
ミギマワル(@migimawaru)
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