【書評】抽象の意味を知る「具体と抽象」

こんにちは

ミギマワルです(@migimawaru

具体と抽象という本を読んだので学んだことや思ったことを書いておく。

 

思考には二種類ある

抽象的思考と具体的(具象的)思考だ。

ただ二種類といっても、どこからどこまでが具体的でどこからどこまでが抽象的という境界はない。

本書の言葉を借りれば、抽象とは「枝葉を切り捨てて幹を見ること」

様々なものごとから共通の特徴を抽出してひとまとめに扱うこと、一般化すること。

一般化され、適用できる範囲が広ければ広いほど抽象度が高いと言える。

 

たった一回の自己否定がその先の成長を促す

抽象的な思考力を身に着けるにあたって最大の障害は「自分は特別」だという考えだ。

世の中に溢れている様々な教訓は、みんな抽象的な考えだ。

自分はパターンに当てはまらない特例的な存在であると考えている間は抽象的な考えである様々な教訓を自分に当てはめることができない。

世の中に溢れている様々な教訓は、みんな抽象的な考えだからだ。

「自分は特別」だと思っていると無意識に自分はパターンに含まれないと考えてしまう。

それでは教訓は活かせない。

教訓を受け、それを活かすためには「自分は特別ではない」ということを一度受け入れる必要がある。

たった一回、「自分は特別ではない」と自分を否定する。

それによって教訓は活かされるようになる。

 

抽象的思考は具体的思考とセットで扱う

抽象的な思考に偏ると目標が具体性を欠いて行動が阻害される。

具体的な思考に偏ると目標がこぢんまりとし過ぎて大きなヴィジョンを描けない。

必要に応じて抽象的な思考と具体的な思考を行き来する必要がある。

目標設定が大きすぎて行動が起こせないという人や逆に大きなヴィジョンを描けないという人は、自分の考えが具体か抽象に偏っていないか意識してみるといいかもしれない。

どちらもバランスよく使える必要がある。

 

本書のサブタイトルのとおりに「世界が変わって見える」かは読む人を選ぶと思うが、ぼくはものごとの見方に新しい視点が加わったように思う。

今までなんとなく使っていた「抽象」という言葉を理解する事ができたのは大きな収穫だった。

それでは、また!

ミギマワル(@migimawaru

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