引き算の力 何かをやめることについて

今日は何かをやめることの力について書く。

 

啓発本を読んでいると、よく「新しいことを始めたいなら、今やっていることをやめなさい。」という話が出てくる。

ごもっともだ。時間は有限で、今現在24時間をすでに使っているのだから、そこで行われている何かを止めなければ、新しい行動は起こせない。

自分が一日をどのように過ごしているのかを振り返ってみよう。

 

悪習慣を断つという引き算

必要の無い習慣を捨てよう。
そこに余白が生まれる。
生まれた余白には、必ず何らかの行動が入り込んでくる。それを意図的に自己改善に役立つものにする。

まず、自分の時間から悪習慣を引き算すると、それによって自分が受けていたマイナスの影響が無くなる。

加えて、生まれた余白に良い習慣を入れると、その習慣によって良いフィードバックが得られる。
副次効果として、生活や健康状態が改善され、体力や時間など、今まで使えていなかったリソースが発掘される。
自己改善によって自信もつく。

 

 

自己認識の改編

良い習慣による、良いフィードバックと自信。悪習慣を断つという引き算の発想によって生み出された、この2つのプラスの効果によって、自分という人間に対する自己認識が改編される。このインパクトは大きい。

自己認識が改編されると行動や嗜好が変わる。
例えば、自分は健康意識が高いと認識が改まれば、体に害となる悪習慣を断ちたくなる。

それによってさらなる変化が巻き起こされる。

悪習慣を断つ

良い習慣を取り入れる

改善によるフィードバックで自己認識が改編される

行動や嗜好が変化する

悪習慣を断つ

上記が、自己改善の正のフィードバックループ、これに乗ることができれば、あらゆることが雪だるま式に好転していく。

 

 

オナ禁の目指すもの

これは、オナ禁にも言えることだ。
つまるところ、オナ禁が目指すのはこれだ。正のフィードバックループ。これに尽きる。

今まで、『オナ禁』の原理を具体的に言語化したものを見たことが無い。(あったら申し訳ない)
これまで数多くの実践者がいたが、おそらく抽象的に捉えられて実践されてきたのだろうと推測する。
それなので、ここで改めてオナ禁について持論を述べる。

オナ禁とは、オナニーをしないということをエンジンに採用してデザインされた、一連の自己改善のメソッドのことだ。それを世間では『オナ禁』と呼んでいる。それは、オナニーをやめることで開始する、正のフィードバックループ。
多くのオナ禁者たちは、これを理解せずに無意識に行っているから、自分の身に起きたことを不思議なことのように感じているのだろう。
以前の記事でも書いたとおり、『オナ禁』は具体的で強力な自己改善のメソッドだ。

オナニーをしないというだけでは、『オナ禁』をはじめただけに過ぎない。
『オナ禁』をするというのは、オナニーをしないことによって時間や体力などのリソースを生み出し、それを自己改善に充てることによって、自己の向上を目指すことだ。

オナニーを禁止することは、世の多くの男性に、時間を生み出し、神経と身体の疲労を減らし、気力を高めるなど、次の良い習慣をはじめるための大きなインパクトを与える。
『オナ禁』において、オナニー禁止がエンジンとして採用されているのは、そのインパクトの大きさが理由だろう。

 

 

終わりに

オナ禁に限らず、正のフィードバックループの起点は、何かをやめることだ。
何かをやめるという、引き算をすることで、より多くのプラスを生み出せる。

僕たちに必要なのは、新しいもう一つの解決法という足し算ではない。

何かを良くしたいのなら、まず最初に、何かをやめるという引き算の考え方が必要だ。

 

 

明日は、話は打って変わるが、お金について思ったことを書く。

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